読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

オロドウ日記

ゲーム、ゲームビジネス、ガジェット中心のブログ

スクエニとセガの明暗(2016年3月期決算)

ゲーム 決算
  • どうも係長です。


そろそろ決算短信の提出期限が迫ってまいり、大手は大体出揃った感じですね。
そのなかで気になる会社をチェックしてたのですが、スクウェア・エニックスとセガをピックアップしました。

①スクウェア・エニックス
売上高は2141億100万円(前年同期比27.5%増)、営業利益は260億1800万円(前年同期比58.4%増)、経常利益は253億2200万円(前年同期比49.1%増)に。
元々の計画が2,000億-2,200億ということもあり、無難に着地したが、営業利益が好調良かったようだ。

特筆すべきはHDゲームがスマホ・ブラウザゲームを上回ったこと。「メビウス ファイナルファンタジー」、「星のドラゴンクエスト」、「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」、「グリムノーツ」などのスマホ向け新規ゲームが好調に推移した結果増益。HDゲームは444億→585億と増えたがそれ以上にスマホ向けは442億→688億と大幅に推移。

今期は2,500億-2,700億と今期を上回る数字を計画として発表。FF15の発売を見込んでいるだけに強気な数字。売上計画の内訳の発表がなく、比率はまた逆転するかもしれないとのこと。
ファイナルファンタジーとドラクエという超強力IPで収益を伸ばして、中期目標として売上高3,000億-4,000億営業利益500億という強気な中期計画だ。


この売上・利益計画を達成するにはファイナルファンタジーとドラクエだけでは厳しいため、新しいIPの創出が必要だ。

②セガサミーホールディングス
売上高は3479億8100万円(前期比5.1%減)、営業利益は176億1700万円(前期比0.7%増)、経常利益は164億900万円(前期比2.8%減)。デジタルゲーム事業においては2,350億の計画に対して実績は1,988億円と大きく乖離。利益も115億円の計画に対して36億円。特にスマホゲーム系の利益に関して言えば計画が115億円を計画したのに対して実績が5億円赤字を計上。要素的にネガティブな内容なが多い。

要素としてはオンラインやスマホ向けゲームに対して受けが悪くて、資産価値を見なおした(減損)とのことだ。広告宣伝費の増加も大きかったとのこと。売上に対する広告宣伝費は9.5%から15.7%と大幅に上昇している(第3四半期までの結果)。
PSO2、チェンクロ、ぷよぷよ!!クエスト、オルタンシア・サーガは堅調とのことだが、調べてみたらその裏で膨大な数のアプリありその数49本。累計DL数は8,793万件と公表しているが、これがリセマラを含んでいるかは不明。スマホゲームの敷居は年々高くなって、テレビCMを入れるような対策は20億円も開発費がかかるとの事。CSゲームだとAAAタイトル並の開発費だ。


「今後は7本ののタイトルを配信予定(全て基本無料ゲーム)。今後は海外で稼いで、費用を見直します」キリッっと言っております。
なお今期目標は微増計画で売上565億円

③両者の明暗ポイント
この両者は共に大手のゲーム会社であるがなぜここまで明暗が別れたのか。スクエニはHDゲームと両方に力を入れており、セガは前々期の構造改革でスマホゲームに注力すると動いたにもかかわらずなぜ結果が出なかったのか。
・質で手堅く勝負したスクエニ
スクエニと言えば、ドラクエやFFしか出していないイメージだが、その通りで実際に今のスマホゲームの多くはドラクエ、FFを冠したゲームが多く過去のIPを上手に利用して確実に収益化しており、かつ新しいIPの創出も心がけており非常にバランス良い。しかしながら失敗はそのIPを汚すことにも繋がるため、一定の品質を保つ努力は行っていると思う。IPを意識した戦略がハマった模様。

↑スクエニiOSゲームのトップ
・数と量で勝負したセガ
「戦いは数だよ」と昔の偉い人は言っておりましたが、それを体現するように基本無料のゲームを49本も配信している。昔のゲームがスマホでできるよ(クレイジータクシー等)的なものもあれば、どう違うのかがわからない○○RPG的なものなど様々でおっさんには違いがわからず似たようなゲームのように思える。クラウドドライブというクラウドファンディングを手掛けるグーパはセガネットワークスが運営に携わっている。このあたりからも幅広い新しいゲームを求めていることが伺えるがその戦略が完全に裏めった模様。


↑セガのスマホアプリの一覧
国内スマホゲーム市場の成熟化
既に企業も気付いており国内スマホゲーム市場は成熟化しており、既存のパイを奪い合う戦いに切り替わる。新規であれば恐ろしい程の広告宣伝費をかけるか既存の協力なIP(FGO、パワプロ)を投入しなければ勝つのはほぼ不可能な状態となっている。数が絞られてきて広告宣伝費を含めた開発費は高騰する一方だ。


個人的にセガは龍が如くとかペルソナをもっとブランド化したほうが成長しそう・・・。