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オロドウ日記

ゲーム、ゲームビジネス、ガジェット中心のブログ

縮むソニー、広がる任天堂(2016年3月決算)

ゲーム 決算 任天堂 ソニー

どうも係長です。

日本のゲーム機の2大巨頭の決算発表があったので、チェックしてみました。
もともと発表と同時にチェックをしていましたがブロマガを書くタイミングを逃してました。

①ソニー
売上高は、前年同期比1.3%減の8兆1,057億円。営業利益は同329.2%増の2,942億円。税引前利益は同666.5%増の3,045億円。純損益は1,478億円(前年はマイナス1,260億円)で黒字化を達成。10年ぐらい前から構造改革してやっと結果が出てきたという形。


ゲーム・ネットワーク事業は絶好調。15,519億円の売上高営業利益887億円と増収増益を確保して、ソニー全体の収益に大きな影響を及ぼしている。

金融などの分野も安定し収益を貢献しているがここは折り込み済みで、好調要因としてはやはりPS4
PS4は2016年4月時点で世界3,600万台をも発売しており、XBOX1、WiiUの1,200万台を大きく引き離し独走態勢に入っている。アメリカ向けテレビサービスのPlayStationViewというサービスも順調であり、ゲーム事業に関してはPSVitaの処遇をどうするかという懸念点を除き業績は良い。ソニー全体の中におけるゲーム事業は中核にあり、特殊な分野であるデバイス分野を除けば一番多くのの研究開発費を充てており、今後はPlayStationVRの発売も控えておりその動きは加速していくでしょう。


ソニーは直近ではパソコン事業を売却と選択と集中を行い、復活をアピールしてきているがだが、道半ばの状況。以前まで中核として位置づけていたXperiaなどのモバイル部門、BRAVIAを中心としたテレビなどのHE&S部門の売却に踏ん切りがついていない。テレビはもう少し様子をみてもいいと思うが、スマホ事業は将来性も薄いし売却してもええんでね?というのが個人的な意見。

②任天堂
売上高は5,044億円となり前年同期と比べ8.2%減、また営業利益は328億円と32.7%増に。そして経常利益は287億円(前年同期比 59.2%減)、最終利益165億円(同 60.6%減)。為替差損がかなり影響を与えているよう(183億円の営業外費用)。

営業利益を上げているが、WiiUでかなり苦戦を強いられており苦しいのは明らか。3DSでWiiUを補っている。また、amiiboが結構売れているようでフィギュア2,470万体、カード型2,890万枚売れてい。
Miitomoもダウンロード数は順調。

これらから考えると、任天堂はWiiUなどの据置ゲームが無くても利益がでる状況であり3DSなどの携帯ゲームと他の収益も柱になって来ている。全体的な動きとして社長が君島社長に変わる以前から任天堂の戦略として変化が見られる。

③事業領域の拡大する任天堂
任天堂はここ数年動きに変化が見られている。花札屋から始まって、ゲーム事業を始めて以降自分たちの作ったハード以外では自社のソフトを特殊な事例を覗いてほとんど供給してきていなかったここにきて変化が起きている。
主な変化
・2014年10月amiiboを経営方針説明会で発表
・2015年3月ディーエヌエーとスマホ向けアプリの開発の為、業務・資本提携を発表

・2015年4月パズル&ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズエディション発売
・2016年2月任天堂、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンと提携。400億円規模の関連アトラクションを作る予定
・2016年5月任天堂の君島社長が朝日新聞の独占インタビューにて映画事業参入に向けて提携を模索中と発言

こうしてみるとここ数年で積極的に自社ハードへのこだわりを捨ててるように見える。自社のハード以外でも積極的にIPを活用して収益化につなげる動きだ。

④任天堂の見据える先は
最初は任天堂が目指している先はあのネズミの国ではないかと思っている。


君島社長は投資家向けの説明として


これまで、「世の中の人々を、商品やサービスを通じて笑顔にしていく」という信念のもと、年齢・性別・過去のゲーム経験を問わず、誰もが楽しめる商品を提案することで「ゲーム人口を拡大する」ことを基本戦略としてきました。これからは、「ゲーム人口の拡大」からさらに一歩前進して、「任天堂IP(知的財産)に触れる人口を拡大する」ことに注力していきます。

 

任天堂IRページ 社長メッセージより抜粋

ゲームというこだわりを捨てており、ゲーム会社から映像、レジャー施設、グッズの販売で成り立たせる世界最大のIP管理会社になると取れなくもない。ゲーム会社としての任天堂のイメージは段々と薄れていくのかもしれない。
現状のところ任天堂はゲームソフトの据置のHDソフト開発能力が弱くなってきたのではと思えてくる。期待していたマリオテニスは大不評。スターフォックス零もヒットしたかと言えば疑問だ。据置向け自体にそもそも力を入れていないように思える。しかしスプラトゥーンは絶好調ではある。

要因の一つとして人材不足が考えられる。任天堂は30年もの間、宮本茂というゲーム界の神様によって支えられてきた。しかしその宮本茂さんも63歳。その人の能力が劣化したかは私には分からないが、そろそろ本気で後継者を探さないと厳しいものがあるのかもしれない。

全ては今度発表するという開発中のNXの概要が発表されてからだと思う。そこで任天堂の戦略がわかると思う。
ところであのMiitomoってアプリはなんですか?
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